音楽配信「Spotify」がポッドキャスト事業を強化中!Spotifyで英語学習をはじめよう!

はじめに

サブスクリプション型音楽配信のプラットフォームといえば、Apple Music、Amazon Music、LINE MUSICなどいろいろありますね。その中でも「Spotify」で音楽配信コンテンツを楽しんでおられる方は日本でも多いと思います。Spotifyは音楽配信サービスで世界最大、操作画面がシンプルで、プレイヤーの画面もスタイリッシュで私も愛用しています。

Spotifyで英語学習しよう!

そのSpotifyは、最近ポッドキャスト事業に力を入れています。このことは、トップページにPodcastのメニューができたので、Spotifyを愛用している方ならすぐわかりますね。以下は私のスマホのSpotifyアプリのトップページですが、ポッドキャストが更新されると大きなボタンで知らせてくれます。

これ、何気に本当に便利です。「(ライフスタイルに定着している)音楽を聴くシチュエーション」と、「ポッドキャストで英語を学習するシチュエーション」がシームレスにつながるからです。音楽配信アプリから、ポッドキャストアプリを立ち上げてポッドキャストを聞くというワンテンポがなくなるだけで、ポッドキャストの英語学習がとても身近になります。

私の場合は、CNNの「Daily News Briefing」を毎日朝と夕方の2回、3分のコンテンツを聞きます。Spotifyが更新を知らせてくれるので、自然に毎日聞くことができます。

以下に、ご参考にSpotifyのご紹介と、なぜSpotifyがポッドキャストに注力中なのかをまとめておきます。

Spotifyとは?

Spotifyは、2006年にスウェーデン・ストックホルムで設立された新興企業スポティファイ・テクノロジーによって運営されているサブスクリプション型の音楽ストリーミングサービスです。2019年現在、2億3,200万人(うち有料会員は1億800万人)のユーザーを有しており、音楽配信サービスとしては世界最大手です。パソコン・スマホ・タブレットなどの各種端末に対応しています。日本では2013年に法人設立、2016年9月にサービスが開始されています。

スポティファイ・テクノロジー社は急成長を遂げ、2011年に米国に進出、2018年には68の国と地域でサービスを提供しています。2018年2月に、ニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。Spotifyは、フリーミアム(Freemium)というビネスモデルで成功した代表的ユニコーン企業です。

※「フリーミアム」とは、無料版で利用者を集め、有料版に乗り換えさせるビジネスモデルです。(私はSpotifyをすぐに無料版から有料版に切り替えました・・笑)

なぜ、Spotifyは成功したのか?

なぜSpotifyは成功したのかという点については、諸説あります。

2000年代、違法ダウンロードによる権利侵害が横行し、世界的に音楽業界としては大きな問題となっていました(日本でも「Winny」とか、とても流行りましたよね)。Spotifyの創設者ダニエル・エク氏(2020年でまだ30代後半。当時はめちゃくちゃ若いインターネットP2Pの技術者で、ファイル共有ソフトμTorrentの開発者です。)は大の音楽好きで、違法ダウンロード撲滅のために用意周到に資金を準備してシステムを開発して、そこからネット配信サービスの許諾を得るために奔走、最終的には違法ダウンロードで深刻な打撃を受けていた4大メジャーレーベルからコンテンツ配信の許諾を取り付けました。

要は、違法ダウンロードという音楽業界の危機を逆手にとって、技術的優位性戦略理念を持つ若者が成功した、というストーリーですね。

ちなみに、Spotifyの株価の推移は以下のような感じです。

Spotifyはなぜポッドキャストに注力しているのでしょうか?

2019年から2020年と、Spotifyが注力する新たな事業の柱は「ポッドキャスト」です。。2019年にSpotifyは「オーディオ・ファースト」戦略を打ち出しました。これは音楽だけでなく、あらゆる音声コンテンツがSpotifyの未来を決めるというビジョンを示したものです。この戦略を実現するためにSpotifyが今本気で注力しているのポッドキャスト、ということです。

Spotifyはポッドキャスト事業の成長を目指して、人気ポッドキャスト番組を制作するメディア会社「Gimlet Media」や、ポッドキャスト配信アプリ「Anchor」、ストーリー性の高いポッドキャスト番組の制作会社「Parcast」を次々と買収、またポッドキャスト専任の人材を次々と採用しています。

冒頭に書きましたように、音楽を楽しむシチュエーションと、ポッドキャストで英語を学習するシチュエーションがシームレスにつながるので、このSpotifyの動きは私としては大歓迎ですし、応援したいと思います。
今後のSpotifyの動きに目がはなせません!

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