はじめに
今回は、ビジネス英語の中でも特に、金融・株式投資・FX(外国為替証拠金取引)の分野に特化したポッドキャストを紹介したいと思います。金融業界にお勤めの人や、株式トレーダー、FXトレーダーの方を対象とするコンテンツです。マーケット情報などには独特の言い回しや単語が出てきますが、日々の情報収集にとても役に立つと思います。
金融・株式投資・FX関連のおすすめのビジネス英語学習ポッドキャスト・ベスト5
Numbers by Barron’s (Barron’s)
「Barron’s(バロンズ)」は、米国のダウ・ジョーンズ社が発行している投資金融情報の週刊誌で、毎週土曜日に発行されます。1921年に発行、米国の機関投資家をはじめとするトレーダーや企業経営者などに幅広く読まれています。紙媒体の他、デジタル版もあります。
この雑誌は、米国でとても権威が高いもので、バロンズで週末に掲載された記事が次の週の米国株式市場に影響を与えたりします。
このポッドキャストは、そのバロンズ誌が毎日1回配信するもので、その日のマーケットにとって重要な3つの数字(ナンバー)を解説するものです。たとえば、「今朝抑えておくべき数字の一つ目は、『7』です。これは今週にエアラインセクターが発表する四半期決算発表の数です。」のような感じです。
1回の長さは約3分~4分くらいの長さで、毎日習慣化して聞きやすいサイズです。
米国株に投資する日本人トレーダーが最近増えてきています。バロンズ本誌だけでなく、このポッドキャストもおすすめです。
The Exchange (CNBC)
米国CNBCは、ダウ・ジョーンズ社と大手テレビネットのNBCが共同設立したニュース専門の放送局です。 (なお日本では、日本経済新聞などがCNBCと共同出資した日経CNBCという会社が、経済ニュースを配信しています。)
このポッドキャストは、その日のトップニュースのほか、ニュース速報、米国株式市場、外国為替市場をはじめとする重要なマーケット情報を配信しています。配信の頻度は毎日1回で、1回の長さは約50分くらいです。
WSJ Minute Briefing (Wall Street Journal)
ウォール・ストリート・ジャーナルは、ニューズ・コーポレーションの子会社のダウ・ジョーンズ社が発行する日刊の経済新聞です。1889年創設ととても長い歴史をもつ世界的に代表的な経済新聞です。
金融マーケット情報の他、経済ニュース、IT関連をはじめ産業ニュースなど、最新経済情報のピックアップを1日3回の頻度で、毎回の長さは2分程度ととても短く、通勤時間などで聞くのに適しています。米国人のネイティブスピードですが、CNNよりは少し遅いスピードで話していると思います。
1日3回の配信のうち「Closing Bell」という種類の配信は、米国の株式市場が終了した時間、日本時間早朝に配信されるもので、その日の米国株式市場のサマリー情報ですので、日本株や米国株に投資している方には特に重要だと思います。
Global Market Insights – Forex, Futures, Stocks (XM)
XMは海外のFX(外国為替証拠金取引)ブローカーです。FXトレードをされる方は、よくご存じの通り、XMは日本のトレーダーにも人気のある海外の大手のFX業者です。XMでは主に外国為替市場のマーケット情報を、毎日1回、約4~5分程度の長さのポッドキャストで配信しています。
金融マーケット情報の独特の言い回しや単語がでてきますが、毎日聞いていると慣れてきます。
IG Trading the Markets
英国に拠点を置くIGグループという大手の証券会社のポッドキャストです。取り扱い対象は、株式・株価指数・FX(外国為替証拠金取引)など多岐にわたります。日本でも、グループ会社として「IG証券株式会社」という日本の会社がサービスを提供しています。
このポッドキャストの更新頻度は、不定期ですが数日おきくらいです。金融マーケットで大きなトピックがあるときに、10分~20分程度の長さで配信されています。